出展作家:川崎芳勲・坂美春・澄毅・松縄春香・犬丸暁
今回の企画発案者の松縄春香さん。
それぞれの作品が同じ場所に集結したのがなんと開催の二日前。
そこから展示場所を決めていくのだが、空間にただ飾る、というよりかは作品自体が空間を作る「装置」としての役割。
この五人から産み落とされた各々の「カタチ」が混ざり、うねりを作り、一つとなった空気、におい、色、音、場所、、、。
それらすべてを、味わっていただけたら。
下記は彼らのROOTSを少しだけだが紹介させていただこう。
川崎芳勲/Yoshihiro KAWASAKI
1990 年生まれ。写真家/映像作家 関西学院大学法学部政治学科卒業。
海外で人間の日常写真を撮ることをライフワークとし、『Passion on the Border(境界線上の 情熱)』というプロジェクトを掲げ、様々な境界線の上に生きる人間の情熱や葛藤を語り手として追っている。
現在は、関西を拠点に写真撮影や映像制作を中心に、「撮る・書く・話す」の仕事を精力的に行うかたわら、国内でのフォトエッセイ展も定期的に開催している。
アフリカでドキュメンタリー映画を 3 年以内撮影するのが目標。
【名前のルーツ】
先祖代々受け継がれている「芳」、父親の名前の画数と同じで勲章など立派な功績を残す「勲」で「芳勲(よしひろ)」
坂美春/Miharu SAKA
桑沢デザイン研究所、多摩美術大学造形表現学部デザイン科卒。
イラストレーションを軸に様々な素材を支持体に作品を制作する。
2013 年から 2020 年までパリに 在住。渡仏をきっかけに幼少期の記憶と現在を混ぜながら作品を表現する。パリを中心に開催されているライブペイントのパフォーマンス「Les Soirées Dessinées」 にも参加している。
【名前のルーツ】
春生まれで美春と名付けられる。
澄毅/Takeshi SUMI
1981 年生まれ。明治大学文学部・多摩美術大学情報デザイン学科卒。
写真を用いて網膜の先の世界を見出すことをテーマに作品を発表している。2013-2020 まで パリに在住。
これまでに写真集「空に泳ぐ」「指と星」(いずれもリブロアルテ)刊行。Agnes b 創業者の作品買取や、JR 京都伊勢丹 20 周年リニューアルのビジュアル提供。本の表紙への作品提供(島本理生,「匿名者のためのスピカ」、李琴峰「ポラリスが降り注ぐ夜に」、雑誌「群像」)など。
【名前のルーツ】
作家名である「澄」は子供の時に一番接していた存在の母方の祖母の名前をいただく。
松縄春香/Haruka MATUNAWA
埼玉県出身。多摩美術大学絵画学科卒業。
元パパ・タラフマラ演出の小池博史の主宰する学校で、身体表現と舞台芸術を学ぶ。踊ることを中心に、絵画やインスタ レーションなどを用い作品を創作。身体はひとつの自然であり、媒体であると考え、循環する世界や境界を往来し溶かしていくこと、を身体を通じて表現の中に取り込もうとしている。
2017 年より神戸を拠点とし、ダンスカンパニー・ヲミトルカイのダンサーとしても活動中。
【名前のルーツ】
春の香りのように心優しい子になるようにとのことで「春香」
犬丸暁/Akatuki INUMARU
1984 年茨城県出身。武蔵野美術大学油絵学科修士課程修了、ルーアン・ルアーブル高等美術デザイン学校博士課程修了。
“Distillation solaire( 太陽光蒸留 )” と名付けた描かれた植物のデッサンの表面にルーぺを使って太陽光を集約させる方法を中心に作品を制作している。 パリ・リュクサンフブール公園やイヴ・クライン資料室、ルーウヴィエール市美術館など展示多数。
日本でも兵庫県の「龍野アートプロジェクト」に参加し、現在パリとルーアンを拠点に活動している。
【名前のルーツ】
出生時が夜明けの時で、その時の暁(あかつき)から。
場所 | 〒650-0003 神戸市中央区山本通 1-7-9ブーミン北野 1F |
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2021年2月18日(木)~2月23日(火・祝) | |
時間 | 2月18日 14:00-19:00 2月19日 ~2月22日 11:00-19:00 ※最終日は11:00~15:00まで |
ACCESS | http://gallery-shimada.com/?page_id=1699 |